『ビフォア・サンライズ』

今日は大好きなビフォアシリーズについて書こうと思います。よく好きな映画とか本でその人の性格が分かると言いますが･･･あながち間違っていない気がします。私はこういう恋愛がしたい(笑)

『ビフォア･サンライズ』初めて見たのは大学生の時。旅好きな私としては旅先で出会った男女が～という設定も素敵！と思ったのですが、出会った2人がどうでもいいことを延々と話している様を撮って、それがとても素敵な映画になるというのが衝撃でした。自分もちょうど同じくらいの年齢だったので、自分の哲学とか、社会に対して思っていることとか、友達と話しながら飲んでた時期でもあり自分の姿と重なりました。2作目の『ビフォア･サンセット』は1作目以上にその瞬間の2人を切り取るということにこだわっていてこれもまた印象的。あと3年たったらもっと感情移入できるような気がします。ビフォアシリーズは見る年齢によって好きな作品が変わるような気がします。3作目『ビフォア・ミッドナイト』は正直まだ理解できなかったので･･･

このシリーズが成功したのは、リアルな2人の会話、お互い年をとっていく姿の中に、恋愛の王道ハッピーエンド要素を詰め込んだからなんだと思います。長い年月をかけて丁寧に作られた3部作。何回でも見たくなる作品です。

この作品の監督リチャード・リンクレイターの最新作、『6才の僕が、大人になるまで』もおすすめです。ちょっと長いので時間がある時にゆっくり見たい作品です。